エステサロンに導入すべきクレジットカード決済会社3社を紹介!

本記事では、エステサロンに導入すべきクレジットカード決済について詳しく解説しています。現金以外の決済方法の導入を検討中のエステサロン運営者の方は、ぜひ参考にしてください。

高額なサービスを提供することも少なくないエステサロンでは、顧客のニーズに応じて複数の決済方法を用意することも重要です。

本記事では、エステサロンに導入すべきクレジットカード決済について、導入のメリットや導入方法、またおすすめの決済代行サービスについてもご紹介します。

エステサロンにはクレジットカード決済の導入が必要不可欠

エステサロンにはクレジットカード決済の導入が必要不可欠

エステサロンで現金以外の決済方法を導入するのであれば、第一に検討するべきはクレジットカードです。クレジットカードは、さまざまなキャッシュレス決済手段が普及する中でも圧倒的なシェアを誇っています。

2020年にJCBが行った調査(対象:20~60代の男女3500人)では、クレジットカードを保有する人の割合は86.6%であることがわかりました。この数字は、2015年以降に行われた同調査の中でもっとも高いものとなっています。

更に男女の保有率を比較すると、男性の全世代の平均が84.8%なのに対し女性の平均は88.1%で、特に女性のクレジットカードの保有率が高いことも明らかになっています。

上記の調査結果からも、女性顧客の割合が多いエステサロンにおいて、クレジットカード決済の需要は高いことが予想されます。

また同調査によると「Suica」や「PASMO」に代表される電子マネーの保有率は77%(利用率は73%)、「PayPay」「楽天ペイ」などに代表されるスマホ決済の保有率は57%(利用率は52%)でした。

このようにクレジットカードは、新しいキャッシュレス決済の手段が登場する中でも高い保有率を保っており、これまで現金以外の決済方法を導入してこなかったエステサロンにとっても導入を検討する価値の高い効果的な決済手段なのです。

クレジットカード決済を導入するメリット・デメリット

クレジットカード決済を導入するメリット・デメリット

エステサロンにクレジットカード決済を導入することは、メリットがある一方でデメリットが存在することも事実です。

メリット ・売上高アップが期待できる
・スムーズな会計が可能になる
・新しい生活様式にマッチした衛生的な決済手段
デメリット ・カード会社へ支払う手数料の負担がある
・そもそも審査を通過できなければ導入できない

クレジットカード決済を導入するメリット

メリット1.売上アップが期待できる

クレジットカード決済を導入する大きなメリットは、エステサロンの売上アップが期待できることです。

エステサロンでは、コース契約など比較的単価の高いサービスも提供しています。顧客にとっては、その場で準備する必要がある現金払いよりも、クレジットカードを利用する方が、支払いへのハードルが低くなるのは言うまでもないでしょう。

またこれまでクレジットカードで支払いができないことで逃していた層を集客できる可能性があります。「カード払いできるエステサロンを探している」「クレジットカードが使えるなら少し高いコースを契約する」という新たな客層を集めることで、全体の売上高の向上が期待できます。

メリット2.スムーズな会計が可能になる

クレジットカード決済では、顧客とエステサロン双方にとってスムーズな会計が叶います。

現金払いの場合、金額の確認に時間を要したり、釣銭の準備が求められたりしました。またコース契約などの際には、少なくない金額の現金を持ち歩くことに不安を感じる顧客もいるでしょう。

クレジットカード決済を導入すれば、会計にかかる時間を節約できるほか、顧客の負担軽減、更には釣銭の準備や売上金の振込などの手間も省くことができます。

スムーズな会計を実現することは、ストレスの少ない心地よいサービスの提供につながります。

メリット3.非接触で衛生的

衛生的に決済が完了することもクレジットカードの大きなメリットです。

使用する端末の種類などによって異なるものの、クレジットカードは以下のように非接触で決済を完了することも可能です。

  • 専用端末に顧客がクレジットカードをかざす
  • 顧客自身で専用端末にクレジットカードを差し込む
  • カード情報を連動させたスマートフォンの画面を店側が専用リーダーで読み取る

長引くコロナ禍、またコロナの影響で誕生した新しい生活様式において、クレジットカードは衛生的な決済方法としても評価されるでしょう。

デメリット

デメリット1.カード会社へ支払う手数料の負担

クレジットカードの導入をためらうエステサロンの多くが懸念するのが、カード会社へ支払う手数料です。売上から数パーセントが引かれるのは、特に中小規模のエステサロンにとっては負担が少なくありません。

しかしメリットのひとつとして紹介したように、クレジットカード決済を導入することで集客力が高まり、売上高のアップが見込めます。

手数料以上に売上高が向上するのであれば、導入する価値があると考えることもできるでしょう。

デメリット2.カード会社の審査が通りにくい

エステサロンは、そもそもクレジットカード会社の審査を通過するのが難しい業種であるとされています。

その理由は、エステサロンで提供するサービスは、条件によっては特定商取引法における「特定継続的役務提供」の対象となることです。「特定継続的役務提供」の対象となるサービスにはクーリングオフや中途解約が認められているため、カード会社にとってはリスクが少なくないのです。

また、個人経営のエステサロンでは事業規模が小さいことや経営実績が少ないことから、更に審査を通りにくいのが現状です。

ただし、クレジットカード決済の導入方法を工夫することで審査を通過しやすくすることができます。次の項では、クレジットカード決済を導入するための具体的な方法について解説します。

クレジットカード決済の導入方法

クレジットカード決済の導入方法

クレジットカード決済をエステサロンに導入するには、主に2つの方法があります。

  • カード会社との直接契約
  • 決済代行サービスの利用

導入方法1.カード会社と直接契約を結ぶ

直接契約は、導入したいクレジットカード会社とエステサロンが直に契約を結ぶ方法です。

直接契約では利用したいカード会社の数だけ申し込みを行う必要があり、当然のことながら、その後の審査や契約の手続きも複数にわたります。

複数のカード会社と契約を結んでいると、導入後の管理も容易ではありません。手数料や支払い日などがカード会社ごとに異なるため、エステサロン側の経理業務も複雑になってしまうでしょう。

このように直接契約は、契約までの手間がかかるだけでなく導入後の管理も複雑なため現実的な方法ではありません。

更に前項で解説したように、小規模経営のサロンなどは審査が通らないリスクもあるのです。

導入方法2.決済代行サービスを利用する

決済代行サービスとは、クレジットカードをはじめとする複数の決済方法をまとめて導入できる便利なものです。エステサロンが契約を結ぶのは、代行サービスを提供する会社のみなので、手続きもいたってシンプルです。

また、決済代行サービスを通すことで、直接契約では審査が通らないカード会社を導入できるケースも珍しくありません。

更に複数の決済方法をまとめて管理できるシステムが整備されていたり、万が一の際のサポート体制が設けられていたり、導入後も心強いでしょう。

このようなことから、エステサロンへクレジット決済を導入するには、決済代行サービスの利用がおすすめです。次項では、クレジットカード決済代行サービスの選び方のポイントや注意点を解説します。

決済代行サービス選びのポイントと注意点

決済代行サービス選びのポイントと注意点

決済代行サービスを選ぶ際には、以下のような点を事前に確認することが重要です。

  • カード利用の条件
  • エステサロンへの導入実績があるか
  • 契約後のフォロー体制

クレジットカード決済の条件を確認する

決済代行サービスによって、クレジット払いができる商品やサービスの条件が異なるため事前に確認しておく必要があります。

エステサロンの場合、コース契約など継続的なサービスおよび回数券などは、クレジットカード払いができないケースも珍しくありません。

仮にカード払いができても、利用期限が限定されることもあるため、サービスごとの詳細な条件を確認しましょう。

エステサロンへの導入実績があるか確認する

利用を検討している決済代行サービスが、これまでにエステティック業への導入実績があるかは重要なポイントです。

決済代行サービスは実に幅広い分野の業種で利用されているものの、業種によって得意不得意があるためです。

公式ホームページをチェックし、エステサロンへの導入実績や事例を公表している決済代行サービスを選ぶと安心です。

契約後のフォロー体制を確認する

安心してサービスを利用するためには、契約を締結した後のフォロー体制も重要です。

直接契約と比べて契約までのスムーズさが決済代行サービスの利点ですが、その後の運用に手間取るようでは意味がありません。

  • 決済に使用する端末の操作マニュアルは用意されているか
  • 売上管理画面は使いやすいか
  • 万が一のトラブルに対応してくれるアフターサポートの窓口はあるか

これらについて確認し、契約後もスムーズに運用できそうなサービスを選択することが重要です。もし疑問な点があれば事前に質問し、明らかにしておくことで契約後のリスクを回避できるでしょう。

エステサロンにおすすめのクレジットカード決済代行サービス3選

Square
(スクエア)
Airペイ
(エアペイ)
アルファノート株式会社
エステのカード利用 可能 可能 可能
導入実績 あり あり あり
フォロー体制 ・資料サポート
・電話サポート
・電話サポート
・メールサポート
・操作マニュアル
・操作マニュアル
・電話サポート
・メールサポート
・24時間体制の対応窓口

Square(スクエア)

エステサロンのカード利用 期間・金額などの条件を満たせば決済可能
契約後のフォロー体制 ・サービス導入や事業運営に役立つ資料あり
・電話サポートあり(導入前から相談可能)

「Square(スクエア)」は固定費が一切かからず気軽に導入できる決済代行サービスです。

必要なのは、売上高に応じた決済手数料(3.25%~)のみ。また手続きもすべてオンラインで完結し、最短で申し込み当日から利用できます。売上情報だけでなく、顧客情報やスタッフの勤怠管理も可能な充実した機能も魅力です。

また、気になるエステティック業へのクレジットカード利用条件は、以下のようになっています。

  • サービスの金額が5万円以下のコースは、提供期間が1年以内なら決済可能
  • サービスの金額が5万円を超えるコースは、提供期間が1ヶ月以内なら決済可能

Airペイ(エアペイ)

エステサロンのカード利用 可能
契約後のフォロー体制 ・サービス導入のための資料あり
・電話およびメールサポートあり
・管理画面の操作マニュアルあり

「Airペイ(エアペイ)」は、業界最安水準の決済手数料(3.24%~)が魅力の決済代行サービスです。

専用のカードリーダーとiPadまたはiPhoneを繋ぐことで、クレジットカードをはじめとするキャッシュレス決済を導入できます。申し込みからサービス利用開始までは2週間程度かかるため早めの手続きが必要です。

さいごに

クレジットカードは、多様化するキャッシュレス決済の中でも保有率が特に高く、エステサロンでも積極的に導入すべきものです。

しかしエステサロンは元々、サービスの特性などからクレジットカード会社の審査を通過することが難しく、特に事業規模の小さい個人サロンなどには導入しにくいという問題がありました。

決済代行サービスを利用すれば、個人サロンでもシンプルな手続きで複数の決済方法を導入できます。直接契約が難しかったカード会社も複数同時に導入できるだけでなく、契約後のフォロー体制も整っています。

これまで現金以外の決済方法が選択できなかったエステサロンの運営者様も、ぜひ決済代行サービスを通じてクレジットカードの導入を検討してみてください。

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