SNSを利用したエステサロンの集客のコツとは?ターゲット別のSNS活用法を紹介

SNSを利用したエステサロンの集客のコツとは?ターゲット別のSNS活用法を紹介

本記事では、「エステサロンの集客」をメインに、SNS活用のコツや投稿事例、SNSの使い分けを解説します。

集客方法のひとつに「SNS」の活用を検討しているエステサロンのオーナー様は、参考にしてみてください。

この記事でわかること

・SNSを活用したエステサロン集客のポイント
・各種SNSの特徴とメリット・デメリット
・エステサロンの具体的な投稿事例

エステサロンを経営している方の中には、試行錯誤しながら、さまざまな集客方法を試している方も多いと思います。集客方法のひとつに「SNS」は活用していますか?

SNSは、若い方から年配者まで幅広い年齢層が利用しています。エステサロンの経営にSNSでの情報発信は欠かせません。

そこで、本記事ではエステサロンの集客へつなげるSNSの使用方法や、コツを解説します。

主なエステサロンの集客方法とポイントとは?

主なエステサロンの集客方法とポイントとは?

エステサロンを経営する中で、エステの技術やテクニックを身に着けることは重要です。

しかし、技術を発揮するためにはお客様にエステサロンへ来てもらわなければなりません。集客も、エステサロンにとって施術と同様に大事な業務です。

こちらでは、エステサロンの集客方法とポイントを解説していきます。さまざまな方法と手段があるので、参考にしてみてください。

来店する方のターゲットを明らかにする

多くのお客様を集客しようとすると、どうしても間口を広くしがちです。どんな方でもウェルカム状態にすると、エステサロンの特徴や魅力がお客さんに伝わりにくくなってしまいます。

その結果、誰も行きたがらないエステサロンになってしまうことも十分に考えられます。そんな事態を防ぐためには「どんなお客さんに来店してほしいのか」というターゲットを明確にすることが重要です。

ターゲットを明確にすることで、エステサロンのコンセプトやサービス内容も明らかにすることができます。

自分のお店にしかない特徴をつくる

ターゲットを絞り込んだら、ターゲットにアピールするための特徴を作りましょう。

エステサロンの特徴を考えようとすると「夜〇時まで営業中!」「〇〇式痩身法」のように、エステサロンからの押し付けになりやすい傾向にあります。しかし、重要なことは「ユーザー目線」で考えることです。

参考例は以下の通りです。

  • 夜〇時まで営業中!
  • →夜〇時まで営業しているのでお仕事帰りでも立ち寄りやすい

  • 〇〇式痩身法
  • →1回の施術でもきちんと効果を実感できる

上記の参考例のように、エステを受けることでお客さんが得られるメリットをアピールすることが、エステサロンの特徴づくりのポイントです。

エステサロンのホームページやブログを作る

エステサロンのホームページやブログを作る

マーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)」が、2017年に18歳以上の女性を対象に「情報収集についての意識調査」を実施したところ、10代、20代、30代の方の多くがスマホから情報を得ていることがわかりました。

40代の場合は、PCから情報を得ている方が84.3%とされています。いずれもWEBから情報収集をしていることは明らかです。

以上の結果から、何か調べものを行う際は多くの方がネット検索を行っていることがわかります。エステサロンの情報を調べる際にも、ネットで検索をするお客さんも多いと考えられます。

お客さんにエステサロンの情報を見てもらうためには、お店のホームページやブログを作成することが大切です。

お店の雰囲気を伝えるための店内画像、お店の住所や電話番号、メニュー内容と料金をホームページに記載するだけでも集客効果が見込めます。

ホームページ作成に加えて、ブログも始めてみましょう。

エステサロンのブログを見るお客様は、より深い情報を求めている傾向にあります。詳細な情報を文章や画像を使用して丁寧に伝えることで、お客様へエステサロンの魅力をアピールすることが可能です。

さらに、継続的にブログを更新することでお客様の目にとまりやすくなるため、集客へつなげられる可能性があります。

SNSでエステサロンの情報を発信する

店舗のちょっとした情報やイベント・キャンペーンなどの告知を行う際は、TwitterやInstagramが最適です。

SNSを使用すると不特定多数の方の目に届きやすいため、新規顧客の獲得に繋がりやすくなります。

マメに情報をアップすると、情報の拡散、ホームページへの訪問などのステップとなり、結果として集客ができる可能性が高まります。

リピーターを作るための仕組みを作る

新規のお客様を集客することも大切ですが、エステサロンの経営を安定させるためにはリピーター客を増やすことも重要です。

リピーターのお客様を増やす場合は「もう一度来店してもらうこと」を意識した接客や対応を行う必要があります。リピーターを増やすためにやるべきことは以下の通りです。

来店のお礼メールを送る
お店に来てもらったお客さんに対して、来店後にお礼メールを送りましょう。

お礼メールを送ることで、エステサロンを覚えてもらうきっかけとなります。加えて、お客様自身も自分のことを覚えてもらえたと感じ、店舗の好感度アップが期待できます。

店舗の好感度をアップさせることで「次回もこのエステサロンに行こう」という気持ちになってもらえるため、リピーターへと繋げられます。

ポイントカードを発行する
ポイントカードは販促ツールのひとつとされています。ポイントが一定数たまったらプレゼントや割引を行うという仕組みで、エステサロンにも使用できる手法です。

ただし、スタンプを何十個も集めないとメリットが得られないポイントカードでは、お客様の来店意欲を低下させてしまいます。

ちょっと頑張れば手が届きそうな数字を設定し、お客様が何かを得られる仕組みにしましょう。ポイントカードのゴール設定を下げて、お客さんの来店意欲をくすぐってあげることが重要です。

ターゲットとペルソナとは?

ターゲットとペルソナとは?

エステサロンの集客を考えるときに「ターゲットの絞り込み」と「ペルソナを作ること」は重要です。

特に個人でエステサロンを開業、集客、経営する場合は、ターゲットとペルソナが基礎となるのできちんと考えなくてはなりません。

その前にターゲットとペルソナの意味について一度復習をしてみましょう。

ターゲットとは?
簡単にまとめると「お客さんの大まかなイメージ像」です。性別、年齢、趣味嗜好などで以下のようにお客さんを分類します。

  • 都内在住 30~40代の主婦
  • 都内在住 20代の女性会社員

ターゲットを絞り込むことで、お客さんの特性やニーズをくみ取ることができます。しかし、近年ではライフスタイルの多様化によって、年齢や性別などの情報では行動様式をまとめることが難しくなっています。

ペルソナとは?
ペルソナとは、架空の顧客像を詳細に設定することです。

生活が多様化した現代では、ペルソナ設定でターゲットをさらに絞り込むことが集客に効果的とされています。

  • 37歳既婚女性
  • 小学生の娘が1人
  • パート勤務
  • 土日休暇
  • 趣味はヨガ
  • 最近肩こりが気になる

上記のようなペルソナを設定してターゲット像を明らかにすると、ニーズや悩みが具体的に見えてきます。

そこから、お客さんのニーズや悩みに応えるためには、どのようなアプローチが効果的かということも見えてきます。ペルソナを設定することで、お客さんに響くメッセージを発信できるようになるため、集客へつなげやすくなります。

ターゲットとペルソナの作り方

ターゲットとペルソナの作り方

ペルソナを作るためには、事前にターゲットを設定しターゲットを代表とするユーザー像に関する各データを収集します。それを詳細なユーザー像(ペルソナ)へと落とし込みます。

こちらの項目では、ターゲットとペルソナの作り方をステップ別でチェックしてみましょう。

①ターゲットの設定

エステサロンの集客のためにターゲットを設定する場合は「このような悩みを持ったお客さんに来店してほしい」というイメージで絞っていきます。

ターゲットを絞ることで、お客様の悩みや願望が具体的にイメージできるようになるため、お客様に伝えるべきサロンのベネフィットをあぶり出すことができます。

ベネフィットとは、自サロンのサービスを受けることで、お客様が得られる本来の利益、問題解決、願望実現のことです。

②ターゲットの情報収集

ペルソナを設定するための情報を収集します。その際に集めておきたい情報は以下の通りです。

  • 年齢
  • 性別
  • 所在地
  • 職業
  • 年収
  • 趣味
  • 家族構成
  • 友人関係
  • 趣味

趣味など数字では表すことができない定性的なデータについては、アンケート調査やデータの活用を行いましょう。

③ペルソナの組み立て

①と②で集めた情報を整理して組み立てを行います。この段階は、ペルソナの骨組みを作ることを意識しましょう。ペルソナの組み立てを行う際は、以下の項目を設定していきます。

  • 氏名
  • 年齢
  • 職業
  • 住所
  • 家族構成
  • ライフスタイル(1日の流れ)
  • 性格や価値観
  • 悩み
  • よく使うSNS
  • ペルソナの写真

上記の情報を書き出して具体的に作成していきます。

④ペルソナに肉付けを行う

③の段階でもペルソナが具体化されていますが、さらにリアリティを出すためには情報に肉付けを行います。

ペルソナの実例
ペルソナの実例

上記のペルソナからは、東京都中野区近辺が生活県内であることが読み取れます。仕事と家事、子育ての中で肩こりの症状が出ているという悩みを抱えています。

ペルソナの悩みを解決するようなサロンは、子連れ可能であることが第一条件に考えられます。そして、癒しの時間を過ごせるようにプライベート空間を重視すること、肩こり解消のアドバイスなどを求めている傾向が考えられます。

ペルソナを設定する際の注意点

ペルソナを設定する際の注意点

ペルソナを設定する際には、注意するべきことがいくつかあります。ペルソナ設定で失敗してしまうことがないようにチェックしておきましょう。

都合の良い人物像にする

ペルソナを設定していく中で、いつの間にかエステサロン側にとって都合の良いペルソナになってしまうこともあります。

ペルソナを都合の良い人物像にすると、自分のエステサロンでエステを受けたくて仕方ない人になってしまい、実際のユーザー像とは異なるものができてしまいます。

そうなってしまうと、効果的なアプローチ方法を見つけられなくなる可能性があります。

「こんなお客さんがいいな…」と、自分にとって都合の良いペルソナを設定するのではなく、具体的にエステを受けてくれそうな人を意識するようにしましょう。

主観だけで作成しない

ペルソナを設定する場合は、第三者の意見や実際に行った調査データを参考にするのがおすすめです。

ユーザーのことを理解しているという自信があったとしても、調査をせずに想像だけでペルソナを作ると正確性に欠けてしいます。そのため事前の調査を行い、調査に基づいたペルソナ設定を行いましょう。

客観的なデータを参考にすると、実際のユーザーとの親和性の高いペルソナを設定できます。

ペルソナを定期的に見直す

事前に調査を行いデータに基づいたペルソナを設定したとしても、エステサロンを経営していく中で、ユーザーとかけ離れていた…なんてことが起こる可能性もあります。

ペルソナは一度作ったら終わり、というわけではありません。時間が経過すれば、時代の流れと共にユーザー像も少しずつ変化していきます。

そのため、定期的にペルソナの見直しを行い、時代や社会の変更に対応したものを作成しましょう。

SNSとホームページの役割の違い

SNSとホームページの役割の違い

WEB上にエステサロンの情報やサービス内容についてアピールをしたい、というときに思い浮かぶのがホームページとSNSだと思います。

しかし、それぞれの厳密な違いがわからずに、いざエステサロンのページを作るとなったらどちらを作るべきか悩んでしまう方もいることでしょう。

結論から言うと、SNSもホームページも異なる特徴があるため、それぞれ作成した方が集客には有利です。

SNSとホームページの役割

SNS ホームページ
信頼度
SEO対策 ×
リアルタイム
拡散力 ×
ファンの獲得

ホームページの役割

ホームページは、エステサロンの顔の役割を果たします。訪問者に必要な情報を提供し、信頼を得てサービスの成約に導くことを目的としています。

そのためホームページには、下記のようにユーザーが行動を起こすために必要な情報を記載します。

  • 店舗情報
  • 運営理念
  • メニュー内容と料金
  • お問い合わせフォーム

ホームページの特徴

  • 変更が少ない情報(住所、電話番号、メニュー内容や料金)をメインに掲載している
  • 情報の検索性に優れており、ユーザーが検索

SNSの役割

SNSのメインとなる役割は「ユーザーとのコミュニケーション」です。SNSはユーザーとの距離感が近いため、直接的なコミュニケーションが行えます。

同時にエステサロンのサービス紹介や店舗の空き状況、キャンペーン実施などの情報がリアルタイムで発信でき、認知度を高めることも可能です。

SNSの特徴

  • お店の情報を拡散できる
  • リアルタイムで発信できるため、情報の鮮度が高い
  • 潜在顧客にアプローチしやすい
  • ホームページの最新情報をお知らせできる

集客にSNSを使用するメリットと必要性

集客にSNSを使用するメリットと必要性

ホームページは、エステサロンの基本情報を常に掲載しておくことが可能です。しかし、ホームページのみで集客をする場合は人目に触れるまでに時間がかかるというデメリットがあります。

どれだけ見やすくてわかりやすいホームページを作っても、それを見てくれる人がいなければ集客につなげることはできません。そこをサポートしてくれるのがSNSなのです。

SNSはホームページにアクセスしてもらうための手段としても欠かせない存在です。

では、集客にSNSを使用すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか?こちらの項目では集客にSNSを使用するメリットと必要性について、解説していきます。

すぐに始められる

SNS自体は、誰でも登録することが可能なため「集客」を目的としている場合でもすぐに始められるのが魅力のひとつとされています。

例として、広告業者に広告を打ち出す場合は下記のステップを踏まなくてはなりません。

  1. 広告業者と契約
  2. 広告の掲載を依頼
  3. 反映

広告を打ち出す際は、最低でも3ステップの手順が必要ですが、SNSの場合はメールアドレスとパスワードの設定のみですぐにアカウントを登録できます。

無料で使用できる

SNSは、基本的に無料で使用することができます。SNSに投稿する写真をプロのカメラマンなどに依頼した場合はコストがかかりますが、広告手段としてはコストがかかりません。

さらに、TwitterやInstagram、Facebookには簡易的なアクセス解析機能がついているため、どの投稿がどれほどの方に見られているのかを知ることができます。

アクセス数を知ることで、今後の集客の方向性の参考にもなることでしょう。

拡散力がある

SNSの特徴として拡散力の高さが挙げられます。

特にTwitterは、リツイート機能があるため、誰かが自分の投稿に対してリツイートを行った場合、さまざまな方に情報を拡散することができます。

InstagramやFacebookもフォロワーに対してシェアをしたり、他のアプリでシェアすることできるため、拡散することが可能です。

自分自身の投稿を他の人に共有や拡散をしてもらうことで見込み客の目に止まりやすくなり、集客につなげられます。

ファンを獲得できる

各種SNSにはフォロワー機能があります。あなたのアカウントをフォローしてもらうとファンの獲得がしやすくなります。最初は興味本位でフォローする方もいるかもしれません。

しかし、魅力的なサービス内容やキャンペーンを情報発信していけば、いずれはファンになってくれる可能性もあります。

実際にSNSから情報を得てエステサロンを知ったという方も少なくないため、ファン獲得に対しても期待ができます。

また、SNSは双方のやり取りが容易に行えます。一度お客様になってくれた方とSNS上で交流を深めることで、ファンとして定着させることも可能です。

若年層に対する訴求力がある

若年層に対する訴求力がある

SNSは幅広い世代から使用されています。しかし、TwitterやInstagramの利用者を世代別でみると20代~30代が圧倒的に多いです。この傾向を上手く利用すれば、若年層を中心に効率的な集客ができることでしょう。

各種SNSの特徴と使い分けの方法とは?

各種SNSの特徴と使い分けの方法とは?

SNSを集客に活用する場合、利用するSNSによってターゲットへの宣伝方法も投稿内容も変わってきます。アピールしたいターゲットを明確にして、使用するSNSを選択しましょう。

Instagram(インスタグラム)

国内月間アクティブアカウント数 3,300万人(※)
投稿タイプ 画像or動画+テキスト
年齢層 10~20代

※2021年5月時点

ビジネスアカウントの開設もでき、動画や画像&テキストを投稿できます。ユーザーに対して視覚的な訴求を行えることから主流な集客方法となってきており、多くの企業が集客に使用しています。

また、一方的な情報発信だけではなく、投稿にコメントやダイレクトメッセージ機能でユーザーとやり取りが可能です。ユーザーとコミュニケーションをとりながら店舗の宣伝を行うことも有効的でしょう。

Instagramには画像や動画を投稿する際に使用できる「ハッシュタグ(#)」という機能があります。ハッシュタグは、投稿した画像の特徴や性質を示すことができます。ユーザーはハッシュタグで検索を行う傾向にあるため、投稿時にはハッシュタグを活用することがおすすめです。

Instagramは豊かな機能性を持っており、ひとつひとつの機能をマスターすることで効率的な集客が行えます。

Twitter

月間アクティブユーザー数 4,500万人(※)
投稿タイプ 画像or動画+テキスト(140字以内)
年齢層 10~30代

※2021年5月時点

Twitterは他のSNSと大きく異なる点として、リツイート機能があることが挙げられます。リツイート機能は拡散力があるため、自分自身の知り合い以外にも幅広く投稿を拡散できます。そのため、集客の可能性も広がります。

Twitterには140字以内という文字数制限があり、長い文章を投稿できないというデメリットがあります。しかしその反面、リアルタイムで新鮮な情報を発信することができます。

Twitterは、エステサロンの当日の空き状況やキャンペーン実施の投稿にも最適です。

また、TwitterもInstagram同様に「ハッシュタグ(#)」が使用できます。ハッシュタグのないツイートとハッシュタグありのツイートでは、エンゲージメント率が2倍近く上がるといわれています。ツイートをする際は、是非ハッシュタグを入れてみましょう。

Facebook

月間アクティブユーザー数 2,600万人
投稿タイプ 画像or動画+テキスト(140字以内)
年齢層 30~50代

※2021年5月時点

Facebookは、もともと家族や友達とのコミュニケーションツールとして開発されました。

Facebookを集客で使用する場合は、ビジネス向けの「Facebookページ」があります。予約ボタンやイベントカレンダーが設置でき、Facebookページのデザインを変更することも可能です。

しかし、FacebookはTwitterやInstagramと比較して、距離感や拡散力が若干劣ります。他のSNSと組み合わせたり、連携をして利用するのがおすすめです。

エステサロンのSNS集客のポイント

エステサロンのSNS集客のポイント

エステサロンの集客を目的としてSNSを運用する場合には、いくつかの重要なポイントがあります。

更新頻度

SNS集客の更新頻度はSNSによって異なります。各SNSに最適な投稿頻度を守れば、集客につなげやすくなります。

SNS 更新頻度
Instagram
(ストーリーズ)
2~3日に1回
1日に1回以上
Twitter 1日に5~10回
Facebook 2~3日に1回

Instagram
Instagramのユーザーは「量より質」を求めている傾向にあります。そのため1日に何個も投稿をするのではなく、質の高い内容を数日にひとつ投稿するのがおすすめです。

負担を考慮すると2~3日に1回の投稿がベストです。ストーリーズに関しては、24時間で投稿が消えてしまうため1日に1回以上がベストです。

Twitter
FacebookやInstagramの投稿は質が重視される一方で、Twitterは多くの情報を発信してユーザーの目に触れる回数を増やすことが重要です。

1日に複数回も投稿ができない場合は、競合のエステサロンの投稿内容や時事ネタを参考にし、最低でも1日1回はツイートを行いましょう。

Facebook
FacebookもInstagram同様に2~3日に1回が最適な更新頻度とされています。ホームページの宣伝だけでは面白みに欠けるので、ユーザーにとって有利になる投稿を行いましょう。

ユーザーにとって必要な情報が発信されているか

エステサロンでSNSを利用する目的は「集客」「売上アップ」だと思います。

しかし、集客や売上を意識し過ぎた宣伝色の強い投稿ばかりを行うと、ユーザーに関心・興味を持ってもらうことが難しくなる傾向にあります。

情報を発信する以上はユーザーにとって有益な内容を心がけ、投稿を目にしたユーザーが他の方にも教えたくなるような情報を提供しましょう。

ハッシュタグの有効活用

Instagramの検索機能に「ハッシュタグ検索」があります。ユーザーが検索時にハッシュタグを入れることで、ユーザーの目に触れる可能性が高まります。

ビックワード、ミドルワード、スモールワードの3つをバランスよく使用することがおすすめです。

  • ビックワード:投稿数が多数あり、分かりやすいキーワード
  • 【例:#エステサロン #都内 #痩身】

  • ミドルワード:使用が限定されるキーワード
  • 【例:#40代ダイエット #中野区エステ 】

  • スモールワード:特定のキャンペーン、店名など独自性のあるキーワード
  • 【例:#店名 #キャンペーン名】

投稿数の多いビックキーワードを含めながら、ターゲットにPRできるようにミドルワードとスモールワードを上手に活用しましょう。

ハッシュタグの選定がわからない方はハシュレコの使用がおすすめです。ハシュレコは、Instagramへの投稿におすすめのハッシュタグを教えてもらえる検索ツールです。

SNS集客でインスタグラムが多く利用される理由

SNS集客でインスタグラムが多く利用される理由

株式会社ユーザーローカルがInstagramの国内企業数に関する調査を実施したところ、2016年1月時点で企業アカウント数が1万社に達していることが分かりました。

Instagramは個人の活用だけではなく、企業の認知獲得や集客、ブランディングとしても多く利用されています。こちらの項目では、SNS集客でInstagramが多く利用される理由を紐解いていきます。

写真付きの投稿で魅力を伝えやすいから

Instagramは、写真で魅力を伝えることを得意としています。ひとつの投稿に複数の写真を投稿できるため、サービスや商品のポイント、特徴を具体的にアピールできます。

実店舗を持つエステサロンの企業アカウントでは、視覚的に来店意欲を刺激するような写真を載せることでエステサロンの魅力が伝わり、集客につなげられます。

ひとつの「検索ツール」として使われているから

Instagramは、情報収集のための「検索ツール」として使用されているという特徴があります。

例として、ユーザーが新宿のエステに行きたいときに「新宿エステ」と検索したり、ダイエットを目的にエステに行きたいときに「ダイエットモニター」などのキーワードで検索をします。つまりInstagramは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンのように使われているということです。

特に情報を探している方の心理状態として「悩みを解決したい」という欲求が強い傾向にあるため、集客につなげやすくなります。

集客に役立つ機能があるから

Instagramは、写真や動画をメインにプロモーションを行うため、ユーザーに対して視覚的な訴求が行えます。文章と比較して画像の方が視覚的なアプローチをダイレクトに伝えることができます。

さらに、Instagramは集客を後押しするさまざまな機能が用意されています。代表的な機能は以下の通りです。

  • ハッシュタグ(#)機能:キーワードを設定することで、Instagram内で検索されやすくなる
  • リール:15~30秒の短い動画を共有できる
  • 虫眼鏡マーク(発見タブ):自分自身の興味関心に基づき自動で表示される
  • イベントのタグ付け:イベントの実施をフォロワーに通知できる
  • Instagram広告:1円~広告の出稿が行える
  • 予約、問い合わせ:アカウントのプロフィールにボタンを設置できる

Instagramは、ハッシュタグ機能に始まり、リール機能などで不特定多数の方にエステサロンの情報を見てもらえます。

来店前からファンを獲得できる

Instagramは写真を利用したコミュニケーションツールです。そのため、写真を一目見たときに「好き」「嫌い」がはっきりと分かれる傾向にあります。

サロンの投稿に好感や興味を持ってくれたユーザーはファンになってくれる可能性が高く、集客にもつなげやすくなります。潜在層向けのアプローチにも効果的です。

インスタグラムを活用するうえで抑えておきたいポイント

インスタグラムを活用するうえで抑えておきたいポイント
ここからは、Instagramを活用する上で抑えておきたいポイントを紹介していきます。

ターゲットを明確にしてユーザーに合った投稿をする

集客を目的としてInstagramを使用する場合は、どのような人をターゲットにしているのかを考えましょう。

ユーザーは「フォローすることでお得な情報を得られるかも」「いつかお店に行きたい」などサロンに対しての興味・関心があるからこそアカウントをフォローするのです。フォローしてくれた方の期待や気持ちに応えられるように、ユーザー目線の投稿をしてみましょう。

サロンの情報を知ることができる投稿をする

実店舗を持つエステサロン方は、下記のような店舗の情報を正確に記載し、常に最新の状態にしておきましょう。

  • エステサロンの住所
  • メニュー、料金
  • キャンペーンの告知
  • 営業時間の変更
  • アクセス方法

他にも店舗の情報に加えて、ユーザーにとって有益となる情報も合わせて発信することがおすすめです。

行きたいと思うような憧れる投稿をする

エステサロンでの憧れる投稿とは「こんなにもキレイになれるなんてスゴイ!」「自分もこうなりたいな!」とユーザーに思ってもらえる内容のことです。

エステサロンの場合は、施術前後の比較ができるビフォーアフターの写真を投稿するのがおすすめです。

Instagram内でエステサロンの認知度が広がれば「来店できて嬉しい」と思ってもらえたり、あなたのエステサロンが憧れの場所と思ってもらえることもあります。

学べる投稿をする

学べる投稿とは、知っていると得するお役立ち情報やノウハウ系、ハウツーをテーマにしたものです。

エステサロンの場合は、自宅でできるセルフエステ方法や顔がむくむ原因などを解説した投稿が例として挙げられます。

学べる投稿を発信していると、ユーザーの目に触れる機会も増えますし、最終的には集客へとつなげられる可能性も高まります。

エステサロンのSNS集客で失敗する理由

エステサロンのSNS集客で失敗する理由

SNS集客は無料で始められ、上手に活用することで効果的に集客をすることができます。しかし、使用方法を間違ってしまうと、どんなに投稿をしても効果が出ないということになりかねません。失敗してしまうケースを確認しましょう。

宣伝ばかりしている

SNSは、ユーザー同士がコミュニケーションを取ったり、情報を発信する場所として利用されています。決して、お店の宣伝だけを行う場所ではありません。

キャンペーンやお店の一方的な宣伝ばかりのアカウントはユーザーから嫌われる傾向にあり、評価を落とす可能性もあります。また、InstagramのDM機能を利用して、不特定多数にDMを送るのも胡散臭さを招く原因になります。

フォロワー集めに必死になっている

Instagramを始めとしたSNSはフォロワーがいなければ拡散されないと思っている方もいることでしょう。本来の「集客」という目的を忘れて、フォロワー数を増やすことに必死になるケースもあります。

フォロワーの数に気を取られて運用してしまうと、本来のターゲットである客層が集まらない可能性があります。SNSで集客をする場合は、方向性や目的をきちんと決めましょう。

結果を求めすぎている

SNS集客で失敗してしまうケースのひとつに「すぐに結果が出ると思ったけど上手くいかなくて諦めた」というものが挙げられます。SNS集客は、集客できるようになるまで時間がかかり、途中で挫折してしまう人が少なくないようです。

アカウントを作成した直後はマメに投稿をして、いいねやコメントをしたりと、フォロワーさんとコミュニケーションを取ることが必須です。

登録直後は地道な作業と感じるかもしれませんが、時間をかけてアカウントを育てていくことで、集客へと結びつけられます。

ユーザーからのコメントを無視している

Instagramの投稿を続けていくと、徐々にフォロワー数が増えてきます。興味を持ったユーザーからは、コメントをもらうこともあるでしょう。

その際に、コメントを無視することは避けてください。投稿にコメントをくれるということは、エステサロンに少しでも興味がある現れです。それにも関わらず、コメントを無視してしまうとせっかく興味を持ってくれたユーザーが離れてしまう可能性があります。

また、SNSで発信をしていく中でエステサロンに対するクレームやネガティブなコメントをするユーザーもいるかもしれません。ネガティブなコメントをされたとしても無視はせず、誠実にコメントを返信することで顧客満足度アップにつなげられます。

ユーザーが求めているものに応えていない

SNS集客の失敗例のなかには「自分が好きなものばかりを投稿している」というケースがあります。例として、エステサロンのアカウントのはずが、関係のない映画の内容を投稿するなどが挙げられます。

SNS集客を行う場合、一個人としてではなく利益を求める店舗として運用していくことが重要です。ターゲットをしっかり定めることでアカウントの世界観に一貫性が出てきます。

また、集客へ繋げたい場合はユーザーの問題解決になるような発信も大切です。悩みを持っているユーザーがサロンの投稿を読んで悩みを解決できるような内容を意識しましょう。

ハッシュタグの重要性を理解していない

SNS広告会社の調査によると、Instagramのユーザーのうち6割の女性はハッシュタグ検索をしているそうです。

ハッシュタグは、SNS集客の鍵を握っていると言っても良いほど重要であることが分かります。ハッシュタグを付ける場合は、なるべくユーザーに検索されやすいタグを付けることがおすすめです。

しかし、たくさんのユーザーに検索してもらいたいからといって、多くのハッシュタグを付けるのは控ましょう。ハッシュタグを付けすぎると、スパム投稿と認識されてしまう可能性があります。さらに、ユーザーから敬遠される可能性も十分に考えられます。ハッシュタグを付ける場合、最も反応率が高いのは11個といわれているため、11個を目安に設定してみるのも良いでしょう。

エステサロンの投稿内容事例

エステサロンの投稿内容事例

エステサロンでSNS集客をする場合は、どのような投稿を掲載すれば良いのでしょうか?こちらの項目では、エステサロンの投稿内容事例を2つ解説していきます。

エステ施術後のビフォーアフター

エステの施術前後のビフォーアフター画像は、どのような文章よりも説得力があります。エステサロンで施術を受けることで「どのような変化を得られるのか?」画像を通してみることができれば、ユーザーが興味を持ってくれる確率は上がるでしょう。

特にInstagramは画像のインパクトが大きいため、ビフォーアフターを2つ並べることで目を留めるユーザーも多くなります。ただし、ビフォーアフター画像を掲載する場合は、以下のことに注意してください。

  • お客さんから事前にSNSに載せても良いか許可をとる
  • →無許可でSNSに投稿した場合、クレームにつながる可能性があります。

  • 写真の加工をしない
  • →実際の結果と異なる写真は、サロンの信頼性を損ねる可能性が高まります。

施術動画

施術中の動画は、静止画よりもリアリティを届けることができます。施術動画の投稿を掲載するのは「自分の武器でもある技術を公開することになるのでは?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。

しかし、お客さんは自分の体や顔を預けるエステサロンだからこそ、エステティシャンがどのように施術をするのか見てみたいのです。

施術動画をSNSに投稿することで、ユーザーの心理を満たしてあげることができます。同時にユーザーからの信頼度獲得に繋がり、最終的には集客を期待できるでしょう。

さいごに

本記事ではSNSを用いたエステサロンの集客について解説しました。SNSは宣伝やキャンペーンの告知だけではなく、ユーザーとのコミュニケーションを意識することで徐々に効果を実感できることでしょう。

初めの頃は「何から投稿したら良いの?」と悩んでしまうかもしれません。投稿の内容に悩んだときは、他店舗のエステサロンのSNSを参考にしてみるのもおすすめです。

是非、エステサロンの集客にSNSを活用してみてください。

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