毛穴がボコボコ、ブツブツとして気になったことはありませんか?加齢とともに肌はたるんできてしまうことから毛穴も目立つようになります。肌をきれいにすることで、若々しく清潔感のある印象を与えられます。
・男性の毛穴が目立つ原因と対策
・行ってはいけない毛穴ケア
男性の毛穴が目立つ原因は?
男性の毛穴が目立ってしまうのは、いつくかの原因が挙げられます。
皮脂の分泌量が多い
男性の皮脂量は女性の2倍~3倍あるといわれています。皮脂の分泌が過剰になることで毛穴の出口が押し広げられるため、毛穴が目立つようになります。
皮脂は、肌の乾燥を防止するという役割を持っていますが、過剰な分泌はベタつきやニキビ、毛穴開きなど肌トラブルへ発展する可能性があります。
肌が乾燥しやすい
男性の肌は皮脂の分泌量が多いと前述しましたが、皮脂によって乾燥を防げているわけではありません。
実は、水分蒸発量は女性に比べ2倍以上も多く、肌の水分量にいたっては女性の30%~50%ほどです。意外にも男性の肌は乾燥肌しています。
肌が乾燥することで、皮脂が過剰に分泌され毛穴が押し広げられることから毛穴が目立つ原因となります。
加齢による肌のたるみ
加齢とともに肌も少しずつ老化していきます。人間の皮膚は、コラーゲンとエラスチンという成分で肌の弾力を支えていますが、歳を重ねるごとにこれらの成分が減少します。
コラーゲンとエラスチンが減少することで肌の弾力が失われ肌がたるむことから、円形だった毛穴がしずく型に変形するなど、だんだんと目立つようになります。最悪の場合、毛穴と毛穴が繋がり、毛穴自体が大きくなることもあります。
毛穴汚れが落としきれていない
皮脂や汗、ほこりなどの汚れも毛穴開きの原因になります。自分自身では毎日きちんと洗顔をしているつもりでも、毛穴の奥に汚れが詰まっていることがあります。
水やお湯だけで洗い流すのではなく、洗顔料を使用して毛穴の汚れを取り除くことが大切です。
落としきれず蓄積された毛穴汚れは、角栓となり毛穴を詰まらせ黒く目立つようになってしまうのです。
代表的な毛穴の種類
毛穴にはいくつかの種類があり、毛穴の種類によって行う対策も異なります。
詰まり毛穴(白い毛穴)
小鼻やTゾーンに白いぽつぽつとした毛穴が気になることはありませんか?この白いぽつぽつは「角質」と「皮脂」が混ざり合った「角栓」です。
皮脂でベタベタしやすいしやすい場所にできるので、小鼻やTゾーンに多く見られます。
丁寧な洗顔を心がける、動物性たんぱく質や脂質、糖分の過剰摂取を控えることで改善していくことができるでしょう。
黒ずみ毛穴(いちご鼻)
小鼻によくみられる黒いぽつぽつとした毛穴は、いちごのように見えることから「いちご鼻」と呼ばれることもあります。
前述した「つまり毛穴」と原因は同じですが、詰まり毛穴のまま放置し皮脂が空気に触れることで酸化して黒くなってしまった状態が黒ずみ毛穴です。
黒ずみ毛穴は、つまり毛穴が悪化した状態になるため、つまり毛穴を悪化させないように早めにケアに取りかかること、保湿もしっかり行い乾燥を防ぐことが必要です。
開き毛穴
頬やTゾーンにできる丸い形をした毛穴を指します。皮脂の分泌の多いところに起こりやすいことが特徴です。
皮脂の過剰な分泌や乾燥により毛穴が押し広げられてしまうことで開き毛穴となってしまいます。
現在はマスク生活により、マスク内が蒸れた状態になりやすく、外した際に水分が蒸発し乾燥しやすいです。乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こすため、保湿ケアを念入りに行うことで対策していきましょう。
たるみ毛穴
頬に見られやすい縦に広がっている涙型の毛穴を「たるみ毛穴」と呼びます。加齢などの影響でハリが失われ毛穴がたるみ、毛穴が広がって見えてしまう現象です。
肌のハリに不可欠なコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力が失われることが原因です。頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなることが特徴として挙げられます。
他の毛穴の種類と同様に、エイジングケアクリームなどを使用し保湿を怠らないことやマッサージを加えて肌にハリを与えることがポイントです。
男性の毛穴改善におすすめの対策
男性の毛穴を小さくし、きれいな肌にするためには日々のケアが不可欠です。家で試せる毛穴ケアについて紹介します。
洗顔を見直す
普段洗顔を行う際に泡立てのネットは使用していますか?洗顔は、「泡をしっかり立てること」、「肌をこすらないこと」が重要です。具体的な洗顔の流れは下記の通りです。
- 手を洗い、ぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料を泡立てる
- 泡で洗顔
- ぬるま湯で洗い流す
- タオルで優しく拭く
手に油分や汚れが残っていると菌が顔に移ってしまうため、きちんと手洗いをしましょう。次にぬるま湯で顔を濡らします。この時、顔をゴシゴシこすらないようにしましょう。
泡立てネットに適量の洗顔料と、少量のぬるま湯を加えて泡立てます。泡洗顔は、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とす効果があります。
毛穴汚れを落とそうと、ゴシゴシ肌を洗うのはNGです。濃密な泡を肌の上にのせて、転がすように洗いましょう。特に皮脂量が多いおでこや鼻などのTゾーンは、より丁寧に洗いましょう。
ぬるま湯で洗顔料をしっかりと洗い流します。洗顔料が残った状態では、洗顔料の成分によりニキビや吹き出物の原因になりかねません。特に髪の毛の生え際やフェイスラインはすすぎ残しが起きやすいため、鏡を見ながら注意してすすぎましょう。
清潔なタオルで水を拭き取ります。この時もタオルでゴシゴシとこするのはNGです。優しく拭きとりましょう。
SHISEIDO MENフェイス クレンザーは、濃密な泡立ちで角質や皮脂を取り除きます。シェービングフォームとしても使用できるおすすめの洗顔料です。
スキンケア、保湿をしっかりと行う
皮脂が多いと乾燥とは無縁だと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。肌の乾燥は、皮脂の過剰分泌の原因となります。
代表的な毛穴の種類でも紹介した通り、男性の肌は水分保持能力が低いため、乾燥肌になりやすいのです。
洗顔を行った後は、化粧水→乳液の流れで肌の保湿を行いましょう。乳液には化粧水の水分蒸発を防ぐ効果があるため、化粧水+乳液での保湿が好ましいです。
2ステップのケアが面倒であるという場合はオールインワンタイプのものを使用しても良いでしょう。
オルビス ミスター ローションは、ジュレ状の男性用化粧水です。ベタつくけれどカサつくという男性独特の肌向けに開発されました。高保湿成分が配合されており、高い保湿持続力がある点がおすすめです。
エステサロンや美容クリニックで徹底した毛穴対策
日々のセルフケアも大切ですが、より徹底した毛穴ケアをしてみたいという場合は、エステサロンや美容クリニックの施術がおすすめです。毛穴ケアのメニューのあるエステサロンと美容クリニックを紹介します。
フラクショナルCO2レーザーは、レーザーにより皮膚に微少な穴を開け細胞再生促す治療です。
肌の再生を促進する効果があることから、毛穴の他ニキビ跡やシワなど多くの悩みにおすすめのエイジングケアです。
品川美容外科の毛穴治療のメニューの中でも、フラクショナルCO2レーザーは人気の治療方法です。他にも毛穴治療に適したプランが多数用意されており、カウンセリングを通して相談することが可能です。
ディープクレンジングは、ダンディハウスでおすすめの毛穴ケアメニューです。ハンドトリートメントや酵素パックを用いて皮脂の詰まりの改善をサポートします。
ダンディハウスは客層が20代~70代と幅広く利用している大手のエステサロンで安心感があります。
初回体験コースがあり通常価格より安く施術を受けることができるので、一度効果を実感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
行ってはいけない男性の毛穴ケア
間違った毛穴ケアを行うと余計に毛穴が目立ってしまったり、肌荒れを起こす原因となりかねません。誤ったケアをしていないか確認してみましょう。
角栓を押し出す
「角栓を指で絞って出したい」という気持ちはわかりますが、これは毛穴ケアの中でも一番避けるべきことです。
指は物によく触れるため菌が付着しやすく、指で押し出すことで毛穴に菌が侵入することもあります。さらに肌への負担も掛かり、毛穴周りの炎症や過剰な皮脂分泌の要因にもなりかねません。
また、ピンセットで角栓を抜くなどの行為も肌を傷つける要因となるため、使用を控えましょう。
毛穴パックを使用する
小鼻の毛穴にある角栓を取る除くのに人気の毛穴パックは、鼻に直接貼って剥がすだけで毛穴の汚れも落ちるため、一見優れものに感じます。しかし、毎日使用することで必要な角層まではがしてしまう危険性があります。
必要な角層まではがれてしまうと、肌の表面が無防備な状態となるため毛穴ケアとは逆効果です。
毛穴パックを使用する場合は、毎日ではなく1週間に1回など時間を空けて使用しましょう。使用後はスキンケアをしっかり行うことも忘れてはいけません。
さいごに
毛穴の開きや黒ずみは、日々のケアを続けることで改善に繋がります。より効率的に美肌を目指したいという場合は、美容クリニックやエステサロンの併用も視野に入れてみることもおすすめです。まずは、続けられそうなケアから始めてみましょう。