本記事では失敗しない家庭用脱毛器の選び方を中心に種類や効果を解説します。家庭用脱毛器の購入を検討している方は、是非参考にしてみてください。
・家庭用脱毛器の種類とそれぞれの特徴
・家庭用脱毛器のメリット・デメリット
・おすすめの家庭用脱毛器
「脱毛に通いたいけど、忙しくて通う時間がない」
そんな方におすすめしたいのが「家庭用脱毛器」です。
家庭用脱毛器を使えば自宅で手軽にケアができるため、他人に体を見られる心配もなく、好きなタイミングでムダ毛ケアができます。
しかしセルフケアアイテムだからこそ、家庭用脱毛器を選ぶ際には注意が必要です。
家庭用脱毛器とは?
家庭用脱毛器は、無資格の方でも自宅で脱毛が行えるマシンです。使用方法をきちんと守って使用することで、脱毛効果を得ることが可能です。
自宅で手軽にムダ毛処理ができるというメリットから、脱毛に関心がある若い世代を中心に人気を集めています。
また、家庭用脱毛器は一般の人が脱毛に使用することを前提に作られているため、照射パワーが弱く設定されているなど、安全性にも特化しています。
家庭用脱毛器の種類
家庭用脱毛器には、フラッシュ式、レーザー式、サーミコン式、ローラー式、高周波式の5種類があります。それぞれの主な特徴は、下記をご確認下さい。
フラッシュ式
フラッシュ式は、毛のメラニン色素に光を当て、毛根へダメージを与えることで細胞を破壊する仕組みです。フラッシュ式脱毛器の特徴は以下の通りです。
- 照射範囲が広いため、スピーディーに脱毛できる
- 痛みの刺激が少ない
ただし出力が弱い分、全てのムダ毛を脱毛する場合には時間がかかるというデメリットや、うぶ毛などには効果が薄いという面もあります。
レーザー式
レーザー式は、レーザーの光を送り込むことで、毛の再生力を破壊する仕組みです。フラッシュ式と同様にメラニン色素に反応する特殊な光を使用しているため、肌に対するダメージを抑えて脱毛ができます。レーザー式脱毛器の特徴は以下の通りです。
- 剛毛なむだ毛にも高い効果を得られる
- 照射範囲が狭く、刺激が強い
- 高い脱毛効果がある
結果重視で家庭用脱毛器を選びたい方にはおすすめです。
サーミコン式
サーミコン式は、ヘッドに内蔵された熱線によって毛を焼き切るタイプの除毛器です。脱毛ではなく除毛を行う機器のため、肌へ負担を掛けずにムダ毛の処理が可能です。サーミコン式脱毛器の特徴は以下の通りです。
- 除毛後のチクチク感がない
- 肌への負担が少ない
- スピーディーにお手入れができる
今までカミソリやシェーバーを使用していた方には、即効性を持ちながら肌に優しくきれいに仕上げられるサーミコン方式がおすすめです。
ローラー式
ローラー式は、肌にローラーを滑らせて毛を絡めとり引っこ抜くタイプの除毛器です。毛根から毛を引き抜くため、他の除毛器よりも効果を長く保つことができます。ローラー式脱毛器の特徴は以下の通りです。
- 除毛効果が長く続く
- 痛みが強い
他の除毛器と比較して痛みが強くなる傾向にあるため、痛みに弱い方は使用を避けましょう。
高周波式
高周波式は、ピンセットのように毛を挟み高周波を流すことで毛の処理を行う除毛器です。ピンセットで抜くよりも毛穴への刺激が少ないため、毛穴が開いてしまったり黒ずんでしまったりなど、トラブルの心配もありません。高周波式脱毛器の特徴は以下の通りです。
- 毛穴への負担が少ない
- 顔への施術も可能
- 照射範囲が狭いため処理に時間が掛かる
照射範囲が狭い分細かい部分の脱毛に適しており、眉毛や産毛など顔のムダ毛処理におすすめです。
家庭用脱毛器比較表
メリット | デメリット | |
---|---|---|
フラッシュ式 | ・照射範囲が広く処理がスピーディー | ・脱毛サロンよりも効果は弱い ・うぶ毛には効果が薄い |
レーザー式 | ・剛毛にも効果が高い | ・照射範囲が狭く処理に時間が掛かる ・痛みが強い |
サーミコン式 | ・肌への負担が少ない | ・脱毛ではなく除毛 |
ローラー式 | ・除毛効果が高い | ・脱毛ではなく除毛 ・痛みが強い |
高周波式 | ・毛穴に負担を掛けず除毛できる ・顔の細かい部分の処理ができる |
・照射範囲が狭く、処理に時間が掛かる |
家庭用脱毛器のメリット
自分の都合に合わせて脱毛できる
自宅で脱毛する場合、脱毛を行うタイミングを自分の都合で選んだり予定を変更できる点は大きなメリットです。早朝や夜中などに脱毛することができるため、仕事が忙しく脱毛に通うことができない方にはおすすめです。
一般的な脱毛サロンやクリニックでは、予約が取りにくかったりキャンセルをするとキャンセル料が掛かってしまうパターンもありますが、自宅で脱毛する分にはそのような心配もありません。
マシンの強さを自分で調整できる
自宅で脱毛する際、マシンの操作も全て自分自身で行います。そのためマシンの出力の強さも自由に調整することが可能です。
脱毛時の痛みに不安がある方には、ちょうど良い加減で脱毛を行える家庭用脱毛器はおすすめです。
人に脱毛している姿を見られない
他人の前で服を脱いだり肌を見せることに抵抗がある方は、家庭用脱毛器の利用がおすすめです。特にVIOは人に見られたくない、という方も多いと思いますが、VIOに対応した家庭用脱毛器を選ぶことで自宅での脱毛が可能です。
家庭用脱毛器のデメリット
背中など手が届かない部分の脱毛ができない
自身で脱毛を行う場合、背中などの手が届かない部分の処理ができない、という事態が多く発生します。
自分ひとりだけで全身の脱毛をしようとすると限界があるため、背中だけは脱毛サロンやクリニックで処理を行ったり、自宅で脱毛する場合は家族や一緒に住んでいる人にお願いするなど、柔軟に対応しましょう。
肌トラブルや火傷の際は自己責任
家庭用脱毛器を利用して肌などに何かトラブルがあったとしても、責任は誰もとってくれません。マシンの不具合や故障などの場合はメーカーや販売元で責任をとってもらえるケースも多いですが、それ以外は全て自己責任です。
そのため、家庭用脱毛器で脱毛を行う際は、説明書や注意事項をしっかり読み、無理な使い方はしないよう注意しましょう。
マシンのリサーチをしっかり行う必要がある
脱毛サロンや脱毛クリニックであれば、その店舗が選んだ脱毛器で施術が行われますが、自身で脱毛を行う際は、利用するマシンも自分で選び購入する必要があります。
種類にもよりますが、家庭用脱毛器の多くは数万円と高額です。購入した後に「失敗した」となっては大きな損失になってしまいます。購入前にその家庭用脱毛器がどのようなものなのかをしっかり調べましょう。
家庭用脱毛器の効果的な使い方
家庭用脱毛器は、処理を自分自身で行います。そのため事前に脱毛器の使い方を確認し、使用の際には十分注意しましょう。
こちらの項目では、効果的に家庭用脱毛器を使用する方法を紹介します。
事前にムダ毛の手入れをする
家庭用脱毛器は、毛の黒い部分に反応して照射を行います。そのため、ムダ毛が伸びた状態では毛根へ照射できず、脱毛効果が半減してしまいます。
家庭用脱毛器を使用する前は、シェービングを行いムダ毛の処理をしておきましょう。
シェービングの際に毛抜きや脱毛ワックスを使用するのは肌へ負担をかけてしまうためNGです。電気シェーバーを使い、優しく剃毛しましょう。
また、顔の脱毛をする場合はメイクや顔の汚れを落とした状態で脱毛を行いましょう。
家庭用脱毛器の手入れをする
家庭用脱毛器を使用する際には、自分自身の肌だけではなく脱毛器もきちんと手入れしておきましょう。
脱毛器の照射口に汚れがある状態では、効果的に照射できません。
照射漏れがないように肌へ当てる
初めて家庭用脱毛器を使用する場合、「痛そう」というイメージによって脱毛器を肌から浮かせた状態で照射してしまうケースがあります。
脱毛器を肌から浮かせた状態では脱毛効果が薄れてしまうため、照射口を肌へ当てた状態で照射するようにしましょう。
アフターケアも忘れずに
脱毛後は肌がダメージを受けている状態のため、ケアが必要です。自宅にある保冷剤などで肌を冷やし、クリームやボディオイルできちんと保湿を行いましょう。
脱毛後に何もせずに放置していると、毛穴がダメージを受けて炎症を起こす危険性があります。
失敗しない家庭用脱毛器の選び方
家庭用脱毛器には多くの種類があるため、脱毛器選びに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。値段の安さや、デザインの可愛さなどで選んでしまうと、後になって思わぬ失敗に繋がることもあります。
家庭用脱毛器の中には、使用NGの部位がある場合があります。
脱毛したい部位に使用できるか
家庭用脱毛器は、商品によって使用をNGとしている部位がある場合があります。特にVIOや顔は、使用を禁止している脱毛器があるため、注意が必要です。
「せっかく購入したのに、いざ使おうとしたら脱毛したい部位に使用できなかった…」ということにならないように、購入前には使用できない部位がないか予めチェックしましょう。
照射パワーは調整可能か
家庭用脱毛器は、照射パワーの強弱を調整できる商品の方が安心です。照射パワーが調整できない家庭用脱毛器は、日焼け肌や濃い毛に使用すると痛みが出やすくなるので注意しましょう。
特に家庭用脱毛器の使い方に慣れていない場合は、毛根にアプローチが上手くできないため、照射パワーの調整ができた方が安全に使用できます。
最新の家庭用脱毛器の中には、肌の色を認識し、自動で照射パワーを調整する便利な商品もリリースされていますのでチェックしてみて下さい。
カートリッジが交換できるかor使い捨てか
家庭用脱毛器は、カートリッジが交換できる商品と交換できずに使い捨てするタイプの2種類があります。
〈カートリッジが交換できるタイプ〉
カートリッジに寿命がきたら、カードリッジを交換することで、繰り返し使用できます。
交換し使用していくことで、コスパよく脱毛を続けられるでしょう。
〈カートリッジが交換できないタイプ〉
カートリッジが交換できないタイプでは、照射可能回数を使い切ると本体そのものを買い替えなくてはなりません。そのため、照射可能な回数が少ない商品を購入するとコスパが悪くなります。
家庭用脱毛器の照射可能回数は商品によって異なりますが、最低でも照射回数が30万回以上の商品がおすすめです。30万回の照射であれば、全身脱毛を約300回行うことができます。
照射できる範囲をチェック
照射面積が広いと、1回の照射で広範囲を脱毛できるため処理時間を短縮できます。
また、慣れないうちは照射漏れもしやすいため、照射面積が広いことで照射漏れをカバーすることができます。
どの部位を脱毛したいのかにもよっても変わってきますが、足や腕など広範囲の脱毛をしたい方は照射範囲が広い商品をおすすめします。
逆に、顔周りやVIO部位などの細かい部分を脱毛する機会が多いようであれば、照射面積が小さい商品がおすすめです。
重さ、大きさが扱いやすいものを選ぶ
家庭用脱毛器は極端に重い商品ではありませんが、一見軽そうな商品でも全身を脱毛している間に腕が疲れてしまうことがあります。
他にも顔周りやVIOなど繊細で細かい部位を脱毛する場合には、重い家庭用脱毛器だと照射位置がブレてしまい、誤ったところを脱毛してしまう危険性もあります。
使いこなしていく内に慣れてくるとは思いますが、長く使用するためには「手軽さ」や「使いやすさ」も重要です。
メーカー保証は必ずチェック!
家庭用脱毛器を購入する際に「価格」だけを重視してしまい、「肌を火傷させてしまった…」などのトラブルが発生する例は少なからずあります。
家庭用脱毛器の使用は全て自己責任だからこそ、肌に何らかのトラブルが起きた時や故障した場合に、メーカーから返品保証など対応してもらえるのか購入前にチェックしておきましょう。
あまりに安すぎる商品には注意
Amazonや楽天などの大手通販サイトを検索すると、1万円前後で購入できる家庭用脱毛器があります。
しかし実際に使用すると、照射面積が狭く使用しにくい、カートリッジの消耗が早いなど、欠陥が多く見受けられるケースもあります。
その他、フリマサイトでメーカー品を安く購入したものの、蓋を開けてみたら不具合が多い、などのトラブルの事例もあります。中古の家庭用脱毛器を購入する場合も注意が必要です。
「安さ」ばかりを重視しすぎると、購入時は「安く買えてラッキー」と思うかもしれませんが、長い目で見た時に脱毛効果を得られない、コスパが悪いなどで後悔してしまうことが考えられます。
家庭用脱毛器の価格はピンキリですが、相場は3万円~7万円前後とされています。購入する場合は相場を例に検討するのをおすすめします。
おすすめの家庭用脱毛器3選
ケノン
メーカー | エムテック | ||
---|---|---|---|
サイズ | 31 x 25 x 19 cm | ||
商品重量 | 1,600グラム |
ケノンは国内で製造された、日本製の家庭脱毛器です。1台で全身脱毛が可能なため、女性のみならず男性からも人気の脱毛器です。
毛の濃さによって10段階の調節ができ、一度で広範囲の脱毛が可能。時間と手間をかけず、簡単に脱毛することができます。
男性のひげや足などの剛毛も、ケノンならツルスベ肌へと導いてくれることでしょう。
カートリッジを付け替えるだけで美顔器としても使用できるため、女性にとっても嬉しい魅力が詰まった家庭用脱毛器です。
パナソニック 光エステ
メーカー | パナソニック | ||
---|---|---|---|
サイズ | 21.3×6.9×4.4cm | ||
商品重量 | 402グラム |
大手電機メーカー「パナソニック」から販売されている「光エステ」は、 皮膚科専門医監修のもと開発された家庭用脱毛器です。
脱毛器に内蔵されているWランプは、連続発光でハイパワーを実現。刺激を抑えてムダ毛にアプローチできます。
アタッチメントは、ボディ用、フェイス用、ビキニ用の3種類があり、部位によって出力レベルを調整できます。
腕、足、脇、手、ビキニゾーン、胸、顔に使用可能で、男性のひげにも利用可能。家族でシェアして利用するのもおすすめです。
さいごに
本記事では、家庭用脱毛器の選び方を中心に種類や効果を紹介しました。
値段や性能、使いやすさを加味し納得できる家庭用脱毛器選びをしてほしいと思います。